クレジットカード 2026.10.30 6 min read

未成年・学生がクレジットカードを作る条件
— 18歳成人年齢と親権者同意の仕組みを理解する

「学生だから」「未成年だから」と諦める前に、年齢と制度の仕組みを知っておくと迷いが減ります。
カードの選び方そのものではなく、申込みの土台となる法的・制度的な条件を整理します。

最終更新:2026年10月30日

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要約 — 30秒でわかる

「作れる年齢」と「同意が必要な年齢」を分けて考える

  • 18歳以上:成人年齢の引き下げにより、本人名義での申込みが原則可能
  • 18歳未満:未成年にあたるため、親権者(保護者)の同意が必要になるのが一般的
  • 学生の収入:無収入でも申込める場合があるが、アルバイト収入の有無で限度額に差が出ることがある

「学生でもクレジットカードは作れるのか」「未成年だと何が必要なのか」という疑問は、カードの特典や還元率の話よりも前に整理しておきたい基本の条件です。
この記事では、どのカードを選ぶかではなく、申込みの土台となる年齢・同意・収入に関する制度的な条件に絞って解説します。

18歳成人年齢がカード申込みに与える影響

結論:2022年4月の成人年齢引き下げにより、18歳以上であれば保護者の同意なしに本人名義でクレジットカードへ申込めるのが原則です。

それまでは20歳が成人年齢であり、18〜19歳は未成年として契約には保護者の同意が必要でした。民法改正によって成年年齢が18歳に引き下げられたことで、18歳・19歳であっても法律上は一般の契約と同様に、本人の意思だけでクレジットカードの契約を結べるようになっています。
とはいえ、これは「申込みができる」という条件の話であり、実際に発行されるかどうかはカード会社ごとの審査基準に委ねられます。

ここがポイント
  • 2022年4月の民法改正で成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた
  • 18歳・19歳は保護者の同意なしに本人名義でカードへ申込めるのが原則
  • 「申込める年齢」と「審査に通るか」は別の話で、発行の可否はカード会社の判断による
  • 高校生は年齢に関わらず対象外とするカード会社が多い

未成年(18歳未満)は親権者の同意が必要な仕組み

結論:18歳未満の未成年がクレジットカードを申込む場合、親権者(保護者)の同意が前提となるのが一般的です。

未成年者が同意を得ずに結んだ契約は、後から取り消せる可能性がある「未成年者取消権」という法律上の仕組みがあります。クレジットカードは継続的な金銭の契約であるため、カード会社にとってもこの取消リスクを避ける必要があり、親権者の同意書提出や同意の確認を求めるのが一般的な対応になっています。
18歳未満でカードを持ちたい場合は、保護者が契約者となる「家族カード」を使わせてもらう方法もよく使われています。

ここがポイント
  • 未成年者が単独で結んだ契約は、後から取り消せる可能性がある(未成年者取消権)
  • カード会社はこのリスクを避けるため、親権者の同意確認を求めることが一般的
  • 同意が得られない場合、本人名義のカードは発行が難しい
  • 保護者のカードの「家族カード」として持たせてもらう方法もある

カードそのものの特徴や選び方については学生クレジットカードの選び方で詳しく解説しています。

学生は収入がなくてもカードを作れる?

結論:学生向けカードの多くは安定した収入を前提とせず、仕送りやアルバイト収入の範囲内で利用できるよう設計されている傾向があります。

社会人向けカードの審査では「安定した収入」が重視されることが多いですが、学生の場合は在学中であることや、アルバイト等による一定の収入があることを踏まえて、利用限度額を抑えた上で発行されるケースが一般的です。
無収入でも申込み自体は可能なカードもありますが、アルバイト収入の有無や金額によって、設定される利用限度額に差が出ることがあります。収入がまったくない状態で高い限度額を期待するのは現実的ではなく、「まずは低めの限度額で1枚持つ」という考え方が無難です。

ここがポイント
  • 学生向けカードは安定収入を前提とせず、仕送り・アルバイト収入の範囲内での利用を想定していることが多い
  • 無収入でも申込み可能なカードはあるが、限度額は低めに設定されやすい
  • アルバイト収入の有無・金額によって、設定される限度額に差が出ることがある
  • 複数のカードを比較したい場合は、比較の軸を整理してから検討すると選びやすい

学生向けカードを比較する軸については学生クレジットカードの比較軸で整理しています。社会人になり収入が安定した後、空港ラウンジなどの上位特典を備えたカードを検討したくなったら、アメックス・プレミアムカード2選のような上位カードも将来の選択肢に入ります。

よくある質問(FAQ)

Q. 18歳になれば誰でもクレジットカードを作れますか?

18歳以上であれば法律上は契約の主体になれるため、本人名義でのクレジットカード申込みが可能です。ただし、高校生を対象外とするカード会社が多く、また審査自体はカード会社が行うため、年齢の条件を満たしていても必ず発行されるとは限りません。

Q. 17歳以下の未成年はクレジットカードを作れませんか?

18歳未満の未成年が本人名義でクレジットカードを申込む場合、親権者(保護者)の同意が必要になることが一般的です。同意なしで契約した場合、後から取り消せる可能性がある点も、カード会社が未成年の申込みに慎重な理由の一つです。

Q. 学生は収入がなくてもクレジットカードを作れますか?

学生向けカードの多くは、安定した収入を前提とせず、仕送りやアルバイト収入の範囲内で利用できることを想定して設計されている傾向があります。ただしアルバイトなどの収入の有無や金額によって、利用可能な限度額に差が出る場合があります。

※ 制度・年齢条件・審査基準は法改正やカード発行会社の規定変更により変わる場合があります。最新情報は各公式サイトや関連省庁の情報にてご確認ください。